効果音を創ろう
濡れ雑巾を使う
 さて、もっといわゆる「焼き肉」っぽい音にするにはどうしたらいいのでしょうか?ここでミーティングを開いて意見を出し合いました。
バロ「TジュウーッUっという音がある程度持続しないとお話になりませんねえ」
筆者「わかってるんだったらバロ、次はどうするんだ?」
バロ「・・ううん・・そうっすねえ・・・ああ、思い出した!!」
筆者「お!!なんだ、なんだ??」
バロ「ハラ減ったっすー」
 ・・等といった前向きな質疑応答がなされた。その結果、折角雑巾を使っているんだから乾いた雑巾じゃなくて濡れたモノを使ってみたらどうか?という事になり、早速、塚田氏が試してみる事になりました。
 濡らして、堅く絞った雑巾に半田ごてを押し当ててみると、確かにTジューッUという音はしていますが音が小さくて全然迫力がありません。
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しぼった雑巾の音(STEREO/22KHZ)
 これじゃだめだ・・と私があきらめかけたそのとき!またもバロが奇声を上げながらコップの水をぶちまけました。ただし今度は雑巾に・・。
バロ「水気がたりないっス!もっと湿らせるっス!ウッス!川上憲伸ッス!!」
 ・・なんだかギリギリの御様子のバロは、『気合い一発』再度、半田ごてを押し当てました。
 すると、録音していたその部屋が突然香ばしい音に包まれたのです!!
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しめった雑巾の音(STEREO/22KHZ)
『ジューッ、ジュワーッ』
MP3 D/L DATA
しめった雑巾の音(STEREO/44KHZ)
筆者「これ、これ、これ!この音だよ!バロチャアアン!!」
バロ「ウオオオオ!我慢できねえええ!!!!!!」
 バロは素早く半田ごてを私に手渡した!
バロ「そのまま続けてください!!」
筆者「お、いいけど・・な!なにをおお!!!」
メシを食う塚田1
 なんと、バロは
メシを食う塚田2
この音をおかずにして
御飯を
メシを食う塚田3
食べ始めた
のです!!
メシを食う塚田4
メシを食う塚田5
クワアアッ!
メシを食う塚田6
マジうまいっス!!
満足に一服する塚田
・・・
 実験は成功です・・。
 これでしばらくの間、人類は食い繋いでいく事が出来るでしょう・・って、オイ!!
おまけ
 今回録った「肉を焼く音」と「焼き鳥の音」の二つを混ぜて合成する事でさらにリッチでより旨そうな焼肉の音を作る事が出来ます。可能な機材をお持ちの方はぜひ試してみて下さい。
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2つをミックスした音
(STEREO/22KHZ)
MP3 D/L DATA
2つをミックスした音
(STEREO/44KHZ)
 またご家庭に半田ごてがない場合はアイロンでも同じ様な効果が期待出来るでしょう。なお、本当の所は解りませんが、水の代わりにウーロン茶等を使うと当社比で1.5倍ほど派手な良い音がするようです(爆)。しかし、だからといってネクターやミルクティーなどを使うと半田ごてがべとべとにゴゲついてしまうので、糖分の無い物を選んだほうがベターなようです。
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